スリランカとスパイスについて

2025年3月9日by ceylon

本日は「スリランカとスパイス」についてお話させていただきます。

 

スリランカは豊富な食材と新鮮な香辛料を利用したスパイシーな料理が多いです。そのためスリランカの食生活において「スパイス」は必要不可欠となってます。
地理的に南インドの隣接しており、国民の2割ほどがタミル人であることから南インド料理との共通点が多いといわれてます。

主食はお米で、スパイスとココナッツを使った料理が特徴的です。また海洋国であるため新鮮な魚介類のカレーなどもあります。
深みのあるカレーを引き立ててくれるスリランカのスパイス栽培は、国土の中央部にある丘陵地帯の「マータレ」という町が盛んです。
高品質のものが多く、多くの地域からの人気も高いです。
ではスリランカでもよく使われるスパイスをいくつがご紹介します。

【ターメリック】

日本ではウコンと呼ばれ、きれいな鮮やかな黄色の染料として昔は使ってました。その後化粧品や薬として使用され、今はほとんどがスパイスとして主に使われています。独特な香りとちょっと苦い風味がありますが、深みを出すお料理に大活躍します。
ちなみにターメリックの主成分のクルクミンには、強力な抗酸化作用があり、血流改善につながるといわれています。また血栓を作りにくくする働きがあるため、血栓を作りににする働きがあるため血流が滞るのを防いでくれます。

 

【クローブ】

和名では丁子(ちょうじ)と呼ばれており、漢方薬として重宝されています。華やかな香りとスパイシーさが調和された深い香りを持っています。あのエジプトのクレオパトラもこのクローブの香りが好きで愛用していたとも言われています。当時は甘くエキゾチックな香りが多くの方を虜にしていました。クローブの香りの主成分であり、抗菌作用や抗炎症作用、鎮痛作用が期待されます。ホットワインや紅茶のチャイに使うとより一層香りを引き立ててくれます。

 

【シナモン】

大人気のスパイスの1つでもあり、日本にもなじみがあるスパイスです。実はシナモンの名称でシナモンの名称で流通しているものには主に2種類あります。それは「セイロンシナモン」と「カシア」です。共にクスノキ科ニッケイ属(Cinnamomum)に属し、いずれも紀元前から使われていたスパイスと言われています。スリランカ原産の「セイロンシナモン」はほのかに甘みのある香りと柑橘系が漂う品のある香りが特徴的です。体を温める作用、発汗・発散作用、健胃作用を持つ「生薬」として利用されています。

 

【ペッパー】

胡椒は日本でもよくお料理で使われるスパイスの1つですよね。ペッパーは、「スパイスの王」として知られ、世界中で最も使われているスパイスです。シャープな香りと味が特徴的です。スリランカでもシナモンの次に産出されているスパイスです。浄化力と抗酸化作用で消化を促す働きや血行を良くして冷えにも効果的です。

 

【カルダモン】

しょうが科の多年草で、清涼感があり、香りと苦み、ほろ苦い感じがします。少量でも香りが残るのが特徴的です。強い香りから「スパイスの女王」とも呼ばれています。食後にカルダモンを噛むことで、消化を促進し、口臭を防ぐ効果も期待できます。またカルダモンの成分には抗炎症作用があり、喉の痛みや風邪の症状を和らげる効果が期待されており、カルダモン入りの温かい飲み物は、体を温め、免疫力を高めると言われています。

【クミン】

クミンの和名は「馬芹(ばきん)」と言い、セリ科の一年草です。歴史的にも古いスパイスの1つです。日本のカレーは、クミンの香りで主にできています。スパイシーな香りが特徴で料理の味を引き立たせます。食欲増進と消化の促進、腹痛や胃痛の緩和などに効果があります。その他には抗がん作用や強壮効果、関節痛の緩和に加え、生理不順の改善に効果があると言われています。

 

まだまだたくさんのスパイスがありますが、スリランカ料理はとにかくスパイスを取り入れる事で美味しさと健康、美容の影響をもたらす料理と言えます。ぜひスリランカのスパイスに興味がある方はお気軽に弊社「セイロン興業(株)」までご相談下さい。

高品質で香り豊かなスパイスをご提供させて頂きます。